マルサンの1/100シリーズのプラモデルは子供にとっては、他のメーカーよりもランクの高いシリーズと感じていました。橋本喜久雄氏の格調高い箱、エンボスの入った箱の紙質、スジボリ彫刻、そして操縦席には座席がついてる事も魅力でした。
残念なことに、このシリーズ後期になると、箱は裏表に同じ絵が描かれ、紙もエンボスをやめてしまいました。キット自体の質もキ-44、彗星、流星の頃には初期の面影はありません。
機種選択は第二次世界大戦の戦闘機が多く、ジェット機も戦闘機ですがいくつか発売されました。なおMe262とF-84は FALLER のコピーキットでした。
技術的には、凹のスジボリとなっていますが、現在のキットの金型は多くがベリリュウム銅の鋳造で作成するか、放電加工で彫るのに対し、ホッビングという焼きの入ったマスターをメス型になる金属に圧入して作成するという今ではあまり使われない方法で作成されたことだと思います。当然金型材料は制限を受けるので、メッキ処理はしていたのでしょうが錆びやすくメンテナンスはたいへんだったと思います。マルサンでも一度倒産した後の発売となったパチパチキットはベリリュウム銅合金を使用しています。
発売当初は格調高い高級路線でしたが、箱絵を裏表に印刷したときにはエンボス加工をやめ、白い背景に機体だけを印刷した箱(零戦、彗星、キ−44など)や箱ではなく1枚の紙を折って三角形の断面にした簡易パッケージでも発売し、コストダウンを図っていましたが、かえって安物=粗悪品のイメージを作ってしまい首を絞めたように思います。
米軍機
英独ソ



普通の上下に開く白箱
タイプです。全機種で出ていたわけではないようです。